[OSM-ja] 国土数値情報(行政区域データ)のインポートについて

tatata tatata tatata7 @ gmail.com
2008年 5月 19日 (月) 04:24:54 BST


2008/5/17 ikiya <insidekiwi555 @ yahoo.co.jp>:
> 千葉県の行政区域データ拝見しました。かなり作業量がありそうと見ました。

今までの国土数値情報(鉄道・空港・湖沼)は元データが日本全国で一つのファイル
になっており、そこから個々の対象を指定してインポートしていましたが、行政区域
データは元データが都道府県別のファイルになっているので、今回は都道府県毎に
インポート作業を行うことにしました。

当初は変換後のファイルを一つ出力する形でスクリプトを作成していましたが、データが
大きいため一つにまとめてしまうとJOSMで開けないこともあるので、海岸線を含む県の
境界線、それ以外の市区町村の境界線、地名の3種類に分けて出力することにしました。
しかし、それでも境界線データは大きいため、JOSMで開けない場合や開けてもメモリが
足りなくて動作が不安定になることがあるので、出力するウェイの数で単純にファイルを
分割するようにしてあります。3種類の出力データについてのそれぞれの作業内容は
次のようになります。

1. 海岸線を含む県の境界線

1-1. JOSMでファイルを開き、WMSプラグインでlandsatの画像を呼び出し、海岸線(島を含む)
を削除。
1-2. 例えば福島県と茨城県の境界線のように「地方の境界線」に該当するウェイについては
admin_level=6をadmin_level=4に変更。
1-3. サーバーへアップロード。

今回、私は千葉県を12個のファイルに分割したので、それぞれのファイルに対して上記の
作業を繰り返しました。各ファイルのデータ量は概ね1,000から2,000ノードなので、アップロード
には少し時間がかかります。

2. それ以外の市区町村の境界線

2-1. JOSMでファイルを開き、サーバーへアップロード。

私はこのデータについては編集せずにアップロードしていますが、例えば飛び地についてどこの
市区町村の飛び地であるかの情報を付け加えたい場合は、クローズドウェイに対して
place_name、place_name:en、place_name:ja、place_name:ja_rmを入力してあげれば
良いのではないかと思います。

今回、私は千葉県を12個のファイルに分割しました。各ファイルのデータ量は概ね3,000から
6,000ノードなので、アップロードにはかなり時間がかかります。計った訳ではないので正確
ではありませんが、ファイル1つについて30分位は掛かっていたように思います。

3.地名

3-1. JOSMでファイルを開き、WMSプラグインでlandsatの画像を呼び出し、大体の位置を
確認。(これらのノードの座標は提供されているものではなく、個々のエリアの最大と最小の
緯度・経度の中間を座標としているだけであるため。)
3-2. 必要があればノードの位置を調整する。
3-3. 全てのノードについてname、name:en、name:ja_rmを入力、またそれぞれのplace=*
に応じて一つ上の階層の地名をis_in:state、is_in:region、is_in:countyなどに入力。
3-4. サーバーへアップロード。

出力ファイルは一つのみで大きさも小さいため、アップロードには時間が掛かりませんが、
市区町村の多い都道府県の編集には時間が掛かると思います。


いずれにしても時間が掛かりますので、作業開始前の宣言をwikiにあるインポートのページ
の都道府県リストで行ってから、作業を始めた方が良いと思います。また、その宣言により、
県境の境界線を2重にアップロードすることも避けられるのではないかと思います。


それから、神奈川県については上記の「2. それ以外の市区町村の境界線」が終わりました。

-- Tatata


Talk-ja mailing list
Talk-ja @ openstreetmap.org
http://lists.openstreetmap.org/cgi-bin/mailman/listinfo/talk-ja




Talk-ja メーリングリストの案内