[OSM-ja] 日本の携帯電話でのマッピング

Hiroshi Miura miurahr @ nttdata.co.jp
2008年 9月 1日 (月) 03:39:06 BST


三浦です。

日本の携帯電話を使用しての、OSMのための
マッピングについて、実現性を検討しました。
結論、NTT Docomoのみ実現性あり、ただし
スクラッチからの開発必要。参考可能OSSは存在。

1.i-modeでは、http/https経由のGPS情報送信は、
クライアント側のアプリケーションで送信可否が制御され、
GPS情報1つづつ、送信の可否を聞くダイアログがでて
ボタンの押し下げが必要である。

つまり、Webアプリケーションとしての実現は、不可

2.iアプリでは、javaによるDoJa5.0仕様において
GPSアクセスのAPIが提供されており、サーバ側から
アプリケーションを導入させることで、GPS情報の
取得が可能。ただし、アプリケーションサイズとデータサイズを
併せて1MBという制限あり。

つまり、CLDC/DoJa5.0アプリをJavaで書くことで実現可能
また、携帯電話用のWhereAmI OSSアプリケーション
http://wiki.openstreetmap.org/index.php/WhereAmI
は、SymbianネイティブのC++でかかれたアプリケーションである
ため流用ができず、Java でスクラッチから作る必要がある。

移植したり流用できるCLDC/MIDPアプリケーションを探すと、
昨年のState of the Map 2007でのchippy(日本に来たTimさん)の
スライド http://www.slideshare.net/chippy/openstreetmap-on-your-phone/
によると、


GpsMid オープンソース。MIDP, 参考になりそう。ただ、GPSデータを取得する機
能はない。
Mobile Trails Explorer オープンソース。MIDP, マップなし。データ取得あ
り。GPX入出力。
http://code.google.com/p/mobile-trail-explorer/downloads/list

ということなので、この3つのアプリケーションを参考にして、
設計、開発することができそうです。


3. Auでは、オープンアプリケーションプレイヤーというのがあるそうですが、
 GPS機能へのアクセスができず、使用できない。BREWアプリケーションを
 導入実行するには、KDDIとの契約などが必要でボランティアベースでは不可

4.Willcom, Softbankは、MIDP仕様のアプリケーション実行環境があるようです。
 ただし、事実上、ボランティアベースでアプリケーションの導入は不可みたい
です。(要調査)


三浦








Talk-ja メーリングリストの案内