[OSM-ja] 国土計画局森林データのタグ付けについて(改めて)
K.Shirakata
argrath @ ub32.org
2010年 7月 26日 (月) 18:08:15 BST
白方です。このメールに返信したつもりだったのですが
していなかったようですので、森林データを
インポートしている者の一人としてのコメントを書いてみます。
なお、私は「森林地域」しか扱っていませんので、
そこだけにしぼります。
(2010/06/06 1:16), Tomomichi Hayakawa wrote:
> 森林地域データは、
> 国有林、民有林に相当する森林地帯を示したデータで、
> 大雑把な解釈をすれば、日本の森林エリア全体を示したデータのような気がします。
> それは、森林の種類が、原生林とか里山とかの区別無しに。
はい、その通りだと思います。
> で、OSMのタグの分類は、というと、以下に森林関連のタグをpickupします。
> ------------------------
> * landuse (人によって使われる土地のエリアに使うタグ。)
> ---- landuse = forest (管理されている林か植林地。)
> ---- landuse = wood (管理や保護されている森。活発でも定期的にも植林されてない。)
>
> * natural (自然的なフィーチャーを記述するのに使うもので、ほとんどは生息環境や地質を特徴付けるものです。)
> ---- natural = wood (林。原生林??)
>
> * leisure
> ---- leisure = nature_reserve (自然保護区域。)
> ------------------------
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Forest にもありますが、上述の通り、
「人の手が入っているならlanduse、入っていないならnaturalを使う」
というのが基本的な考え方のようです。
それはいいのですが、問題は、森林地域データのように、
「人の手が入っているか入っていないかわからない森林」に対する
タグ付けが決められていないことと言えます。
例えば道路におけるhighway=roadのようなものがあればそれを
使うことになったでしょう。
> で、私の解釈では、(あくまで個人的な解釈)
> 「森林地域データ」は、基本は、「landuse = forest or wood」あたりでタグ付けて、
> 必要に応じて、タグの変更や、別のタグを重ねるのが良いかな・・と。
とは言えなんらかのタグ付けは必要なので、現状ではlanduseかnaturalを
選択せざるを得ないのですが、私の解釈としては、
「人の手が入っているか入っていないか分からない」ものに対して、
「人によって使われる土地のエリアに使う」landuseを使うということに
違和感があります。
それよりは「自然的なフィーチャーを記述するのに使う」(人の手が
入っているかどうかについては明示的には触れていない)naturalの方が
しっくりくる気がします。
ということで、私はnatural=woodでインポートしています。
他の方の意見も聞かせて頂ければさいわいです。
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