[OSM-ja] 国土計画局森林データのタグ付けについて(改めて)

Shun N. Watanabe shunw @ ics.uci.edu
2010年 7月 27日 (火) 16:19:31 BST


nazotoko の渡邊です。

2010/7/27 Tomomichi Hayakawa <tom.hayakawa @ gmail.com>:
> Tomです。
>
>> デフォルト、および原始林と判明している場合はnatural=wood
>> 人間の手で管理されていると判明している場合はlanduse=wood
>> 木材生産に使われることが判明している場合は landuse=forest
>
> この3つのタグ、具体的にどう使い分けていくべきか、ちょっと悩みます。
> 具体的な目安になるよなモノ、ありませんかね?
> 皆さんは、実際、どういう風に使い分けていらっしゃいますか?
> 人間の手で管理されている/されていない の境目って、どのあたりでしょうかね?

結構簡単ですよ。いくつかの木の種類を知っていれば。

スギ・カシ・ヒノキ・キリの単独林で、枝が少ないものは間違いなくlanduse=forestです。
花粉症の人にはいやなタイプの林ですね。

サクラ・ミカン・クリ・ブドウ・マツ・カエデ・ブナ・シイなどの単独の林はたいていlanduse=wood
です。人間が美観や防砂林やら木の実を目的に栽培していることが多いですから。

そのほか、数種混じってたり、下地がほとんど沼だったりなど、人間の生活観がまったくないような林は、natural=wood です。
道などないことが多いと思うので、普通のマッパーは入っていかないと思います。
大抵は古墳とか聖地とか国立公園とかと一緒になっていて、立ち入りが厳しいことが多いです。

 Shun N. Watanabe

> 2010年7月27日22:43 S.Higashi <s_higash @ mua.biglobe.ne.jp>:
>> 東です。
>>
>> 管理されているかどうか判らない以上、「森林地域データ」のインポートに関しては
>> 原生林、つまり「natural=wood」をデフォルトとする考えに異存はありません。
>>
>> ただし、個人的にはlanduseとnaturalは必ずしも排他的に使わなくても
>> 全体と部分のように重なる使い方をしても良いのではないかと思っています。
>> (全体はnaturalで一部landuse、あるいはその逆とか)
>>
>> また、natural=woodをデフォルトと考えた場合Wikiの「森林地域データ」
>> http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Vegetation
>> の説明は、以下のように変更したいと思います。
>> ご指摘ありましたらお願いします。
>>
>> <現状>
>> 基本はlanduse=wood、木材生産に使われることがわかっている場合は landuse=forest
>>
>> <変更後>
>> デフォルト、および原始林と判明している場合はnatural=wood
>> 人間の手で管理されていると判明している場合はlanduse=wood
>> 木材生産に使われることが判明している場合は landuse=forest
>> 植生が判明している場合はそれぞれに適切な植生関連タグを使用
>>
>>> ikiyaです。
>>>
>>> はい、私も
>>> 「人の手が入っているか入っていないかわからない森林」に対する
>>>  タグ付けはnatural=woodを使う派です。
>>>
>>> そこに森がある。というイメージからインポートした
>>> 森林地域データについてはnatural=woodを使っています。
>>>
>>> 森林地域データは「そこに森がある。natural=wood」でインポートして、
>>> 明らかにその植生の形状などから人工的な森林とわかる箇所を
>>> 随時、landuse = forest、woodに変更、更新していきたいと
>>> 考えていました。
>>>
>>>
>>> "K.Shirakata" <argrath @ ub32.org> wrote:  白方です。このメールに返信したつもりだったのですが
>>>  していなかったようですので、森林データを
>>>  インポートしている者の一人としてのコメントを書いてみます。
>>>
>>>  なお、私は「森林地域」しか扱っていませんので、
>>>  そこだけにしぼります。
>>>
>>> (2010/06/06 1:16), Tomomichi Hayakawa wrote:
>>>
>>>> 森林地域データは、
>>>> 国有林、民有林に相当する森林地帯を示したデータで、
>>>> 大雑把な解釈をすれば、日本の森林エリア全体を示したデータのような気がします。
>>>> それは、森林の種類が、原生林とか里山とかの区別無しに。
>>>
>>>  はい、その通りだと思います。
>>>
>>>
>>>> で、OSMのタグの分類は、というと、以下に森林関連のタグをpickupします。
>>>> ------------------------
>>>> * landuse (人によって使われる土地のエリアに使うタグ。)
>>>> ---- landuse = forest (管理されている林か植林地。)
>>>> ---- landuse = wood (管理や保護されている森。活発でも定期的にも植林されてない。)
>>>>
>>>> * natural (自然的なフィーチャーを記述するのに使うもので、ほとんどは生息環境や地質を特徴付けるものです。)
>>>> ---- natural = wood (林。原生林??)
>>>>
>>>> * leisure
>>>> ---- leisure = nature_reserve (自然保護区域。)
>>>> ------------------------
>>>
>>>  http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Forest にもありますが、上述の通り、
>>>  「人の手が入っているならlanduse、入っていないならnaturalを使う」
>>>  というのが基本的な考え方のようです。
>>>  それはいいのですが、問題は、森林地域データのように、
>>>  「人の手が入っているか入っていないかわからない森林」に対する
>>>  タグ付けが決められていないことと言えます。
>>>  例えば道路におけるhighway=roadのようなものがあればそれを
>>>  使うことになったでしょう。
>>>
>>>
>>>> で、私の解釈では、(あくまで個人的な解釈)
>>>> 「森林地域データ」は、基本は、「landuse = forest or wood」あたりでタグ付けて、
>>>> 必要に応じて、タグの変更や、別のタグを重ねるのが良いかな・・と。
>>>
>>>  とは言えなんらかのタグ付けは必要なので、現状ではlanduseかnaturalを
>>>  選択せざるを得ないのですが、私の解釈としては、
>>>  「人の手が入っているか入っていないか分からない」ものに対して、
>>>  「人によって使われる土地のエリアに使う」landuseを使うということに
>>>  違和感があります。
>>>  それよりは「自然的なフィーチャーを記述するのに使う」(人の手が
>>>  入っているかどうかについては明示的には触れていない)naturalの方が
>>>  しっくりくる気がします。
>>>
>>>  ということで、私はnatural=woodでインポートしています。
>>>  他の方の意見も聞かせて頂ければさいわいです。
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