[OSM-ja] トータルステーションによる位置情報の取得について
k_zoar
k_zoar @ k-side.net
2012年 7月 5日 (木) 12:48:06 BST
ぞあです
ジオ・GIS系勉強会カレンダーでもお世話になっています。
現在個人的に利用できるトータルステーションがあり、このトー
タルステーションを利用して道路や建物の位置情報を取得してOSM
を書くことができないか考えております。
既に緯度経度のわかっているポイント(=既知点)の精度や観測方
法にもよりますが、GPSの単独測位の誤差(数m)よりも高い精度(数
mm〜数cm)で計測をすることもできます。また市街地などGPSの電
波受信が困難な場所での位置情報の取得や高度角による建物の高
さの計測も可能です。
OSMとしては非常にニッチな位置情報の取得方法となると思います
が、トータルステーションでの位置情報を取得する場合に1.既
知点として使用可能な位置情報はあるのか、2.sourceタグの記
載はどのようにしたらよいのか、の2点が気になっています。
1.既知点として使用可能な位置情報はあるのか
GPSと異なり、既知点からの相対距離・角度を測る方法となるので、
既に緯度経度のわかっている地物ができれば2点、可能ならば3
点必要になります。
現在比較的入手が容易で利用可能ではないかと思われる既知点は
・都市再生街区基本調査成果
( http://gaikuchosa.mlit.go.jp/gaiku/ )の街区基準点の成果
・基盤地図情報に含まれる「測量の基準点」や道路縁の屈曲点の
位置情報
・位置情報がその物自体に記録されている地物
(一部の公共基準点などには緯度経度や平面著各座標系の座標が刻
み込まれているものがあります)
などがあるかと思われます。これらの地物を既知点として使用し
た計測結果をOSMに記録して問題ないでしょうか。
2.sourceタグの記載はどのようにしたらよいのか
測量の英訳にはsurveyingやsurveyが使われるので、GPSトラック
などと同じ様にsource=surveyを使うのがよいか、位置情報の取得
はあくまで相対位置となることや精度面などを考慮してGPSトラッ
クとは異なるsource=extrapolationやsource:ref=%既知点の取得
ソース%などを用いた方がいいのが気になりました。
トータルステーションを使用する場合のデメリットとしては、器
機が高価で扱いも面倒なことやGPSロガーとは比べものにならない
ほど手間がかかることなどもあるかと思います。
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