[OSM-ja] 北海道の廃線マッピングの対応について

tomoya muramoto muramototomoya @ gmail.com
2019年 5月 31日 (金) 12:39:48 UTC


いいださんがOSM-talkの関連議論をTwitterで紹介していたので、要約してみました。いろんな人の意見が入っているので、一貫した説明にはなっていません。

https://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk/2018-May/080662.html
* WikipediaはODbLと非互換なので使わない。
* WikidataはCC0なので使える。
* 事実情報は著作権で保護されない。WikipediaでもWikidataでも事実情報なら使える。
*
Googleマップの位置情報をWikipediaにコピーするのは推奨されている。それがWikidataにコピーされている。OSMにWikipedia/Wikidataの情報をいれるのは危ない。
*
たとえ元がGoogleマップのデータであっても、OSM編集時に参照しているデータがCC0であれば大丈夫。WikimediaがGoogleと使用を合意しているかもしれないし。
* 権利者から訴えられなければOSMに何を入れてもいいわけではない。米国ではCC0でもODbLと非互換なケースもある。
* OSMはデータソースには非常に注意深く対処してきた。
* ライセンスの問題とは別である。Wikipedia/WikidataがOSMにデータ使用を許可したとしても、データがシロであるとは限らない。
*
OSMは自分で調査したon-the-groundでverifiableなデータを使うべき。もしくは一次データの所有者から許可をもらったもの。とはいえ現実にはWikipedia/Wikidataからデータをコピーしたデータは多い。今後問題になるかも。
*
WikidataがCC0であることは、第三者が権利を有していないことを意味するのではない。Wikidataは権利を主張しないと宣言しているだけである。
-------------- next part --------------
HTMLの添付ファイルを保管しました...
URL: <http://lists.openstreetmap.org/pipermail/talk-ja/attachments/20190531/c953ea98/attachment.html>


Talk-ja メーリングリストの案内