<div dir="ltr"><br>いいだです。<br><br>昨日、sourceタグについてのOSM wikiページの翻訳を<br>英語の最新版に追従させました。<br><br><a href="http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Key:source">http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:Key:source</a><br><br>主な変更点は以下のとおりです。<br>
<br>1. sourceタグの付与は、オブジェクトではなく、変更セットに対して行われることが多い、という記述が入った<br>2. bingのsource表示が、"bing" と "bing 2012"の2つに分かれた。<br>   "bing" = 2012以前<br>   "bing 2012" = 2013年以降<br>3. source:name、などの記述方法が少し詳しく書かれるようになった<br>
<br>特に1は、sourceタグはオブジェクトに入れるべき!として作業しているかたがたぶん多いと思いますので、<br>影響が大きいのではないか、と思っています。<br>(そういう意味では、現行で話し合いの上決まっている基盤地図情報などのsourceの書き方は<br>「変更セットに入れる、でもよい?」という提案で、<br>提供主体との協議が必要になるな、と思っています。特にsource_refタグ)<br><br>ただ、この「変更セットに入れる」という作業は、<br>
必ずしもそうしなくてはならない、というものではありません。<br><br>例えば、過去の編集でオブジェクトに対して与えられているsourceタグを全て消して<br>変更セットに移行しよう!という意味ではありませんし、<br>今後の編集ではオブジェクトに対して付与することは許されない!という意味でもありません。<br>事実、iDをはじめとして、変更セットに対して<br>タグを付与することができないエディタも多く存在しています。<br>なので、「以後上記ルールの徹底を行う」というものではないことはご理解ください。<br>
<br>また、CC BYライセンス由来のOpenDataなどをOSMで利用する場合、<br>特にそれらのデータが膨大な場合は、オブジェクトに対してsourceを与えるのではなく、<br>変更セットに対するタグ付けと、専用アカウントの使用、<br>十分なドキュメンテーションによる明示を以って「十分な表示である」とみなしています。<br><br>変更セットに入れる主なメリットは、以下のとおりです。<br>* OSMデータベースの容量を圧縮できる<br>
* 変更セットごとに、何を参照して記述を行ったかを都度管理できる<br>  (なお、surveyとbingを両方使った場合は、変更セットへのタグ付けであっても、いままでどおりセミコロンで表現します。)<br><br>また、オブジェクトに対してsourceタグの値を与えることも、<br>決して意味が無いわけではないというのはたいへん尤もです。<br>パッと見てsourceタグが書かれていることは<br>(もしかしたら間違いの可能性もあるとはいえ)<br>
編集履歴を見ることができない状況において、<br>その既存オブジェクトを編集するかどうかの判断に大きく役に立ちます。<br><br>英語MLでもつい最近こうしたやりとりが行われていますので、<br>詳しく議論はこちらも参照ください。<br><a href="https://lists.openstreetmap.org/pipermail/tagging/2014-June/017997.html">https://lists.openstreetmap.org/pipermail/tagging/2014-June/017997.html</a><br>
<a href="https://lists.openstreetmap.org/pipermail/tagging/2014-July/018048.html">https://lists.openstreetmap.org/pipermail/tagging/2014-July/018048.html</a><br><br><br><br clear="all"><br>-- <br>Satoshi IIDA<br>mail: <a href="mailto:nyampire@gmail.com" target="_blank">nyampire@gmail.com</a><br>
twitter: @nyampire
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