[OSM-ja] マイルストンの議論

(Orkney)Toru Mori moritoru @ orkney.co.jp
2008年 3月 27日 (木) 06:58:56 GMT


河原さん

森亮です。

河原 太郎 <tarokawa @ mqj.biglobe.ne.jp> wrote:
> 
> 個人的には、国土地理院由来の数値地図らの情報を取り込むこと
> に抵抗があるのです。 というのは、一見逆に見えるかも知れません
> が、5万分の1地図や2万5千分の1地図の仕事を尊敬して
> いるからです。これらは現在、市販されている地図のベースと
> なっていて、その成果を我々はかなり安価、場合によっては無料で
> 享受できています。 OSM FAQにある通り、これで問題がない場合も
> 多いのですが、「自由」の面では明らか不都合があります。
> 
>  * 用途が制約されている。(もともとosm発足の目的の一つでは...)
>  * 同じ情報源を下絵にしていると、出来上がりも結局似たものと
>  なり、市販情報からの不法コピーの温床になりかねないのでは
>  ないかとの懸念
>  * 市販の地図とは違い、 osm は CGM : Consumer Generated Media
>  の考え方を強く志向するべきではないのか? という考え。

河原さんの視点を読み、私も考えを少し変えようと思いました。

「もう既に数値地図があるのなら、それに似て非なるもの(ダブルスタンダード)
を慌てて作るようなマイルストーンにしてしまうのは止めよう」

「CGM(OSM流ならばConsumer Generated Mapですかね)をピュアに追求してみたら、
その方が”圧倒的におもしろい”し、それ故自由な発想が出てくるのでは」


ただ、あんまり極端にやっても、今度は実現可能性が見えてこないです。

・自然地形(海岸線、河川、湖沼、山脈、標高地など)は外部データを参照あるい
は活用する(OSMの”S”はStreetですね)
・行政界もGPSでは測定できないので、外部データを参照あるいは活用する
・鉄道は走れない(人が乗れない)路線や地下鉄やトンネルなどのGPSが使えない
路線結構あるので、外部データとのハイブリッドにする?

など、Streetマッピングを行うための”骨格情報”は積極的に取り込んだら、と思
います。

...皆さんの意見がいっぱい出ているので、どれだけ私がそれらを正しく読めて
いるかだんだん不安になってきましたが。




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