[OSM-ja] 日本の住所 "Japanese Addresses: the opposite is also true"

Shun N. Watanabe shunw @ ics.uci.edu
2009年 12月 4日 (金) 22:32:37 GMT


nazotoko の渡邊です。

2009/12/3 ikiya <insidekiwi555 @ yahoo.co.jp>:
> "Japanese Addresses: the opposite is also true"というビデオ
> 投稿を紹介され、日本のOSMマッパーはどうこれを扱うの?
> と尋ねられました。

USAは、state ブロック、state 内にcounty(無い州もある) 、
county 内に市町村ブロックという構造をしていて、
既にOSM には全部 boundary=administrative で入ってますが、
それに疑問を持たない人にはこう答えればいいです。

それがhouse number まで続くだけ。

ヨーロッパとヨーロッパ化したアメリカ大陸の国々以外の地域では、
ブロックで地名を決める方が普通です。
道に接している家や小さな店舗は、house number の増える方向に対して
奇数が右、偶数が左でわかるというのは納得できるんですが、
1/4 マイルの正方形の形をしているショッピングモール内の店舗は、
大通りが4本も接していることから、
だれにも予想が付かないような住所になってます。
こういったところは、日常ではブロック名(ショッピングモール名)で
呼んでおり、通り名住所はかなり頑張らないと見つかりません。
またhouse number は桁が多すぎて覚え辛いです。
州道だとhouse number は普通に6 桁くらいになってることがあります。
1桁でも間違えると数十キロ違うこともあります。
正直いい住所の決め方とは思えません。

あと、street name はともかく、house number のマッピングは
側歩道以上に複雑で、今のところどの地域もあまり進んではいません。

 Shun N. Watanabe




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