[OSM-ja] 大山ケーブルを追加しました

S.Higashi s_higash @ mua.biglobe.ne.jp
2010年 1月 5日 (火) 14:46:10 GMT


東です。

率直な疑問にお答えするのは結構難しいことだ感じていますが
私なりの考えでコメントさせて頂きます。おかしなところがありましたらご指摘ください。

> 2) 伊勢原から大山ケーブルまでのバス停を全部追加しました。
>    これは、M-241で、ポイントを取得する機能を使い、あらかじめ調べて
>    おいた、神奈川交通のWebにあった、バス停一覧名と突き合わせて記入しています。
>    バス停の確認は、走行中に、バス停一覧にチェックしていきました。
>    バス停名は公開情報だし、バス停一覧には地図情報は含まれていないし、
>    問題ないですよね。OSM的に。

国内法である著作権の観点からは「おそらく」問題ないと思います。
理由は「バス停一覧」は独創性の認められる著作物とは考えにくいからです。

また、利用したのは「バス停一覧」そのものではなく、そこに書かれたバス停の名前
を転記しただけなので、転載、複製、引用にもあたらないと思います。
ただし、例えばこのOSMデータを元にあなたが商用サービスを始め、
その際にバス会社のサイトの情報を書きうつした、と明言した場合には
(一般的に)バス会社はあまり良い気持ちではないとは思います。
極端な例かもしれませんが、利用状況によっては
ひとこと断った方が良い場合もあるかと思います。

OSMのライセンスの観点からは、当事者はOSMFになるかと思います。
OSMFの考え方は
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Ja:Copyright
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Ja:Legal_FAQ
あたりが参考になると思いますが
CC-BY-SAと互換のとれたライセンスであるという確認が取れていない限り
できるだけ他のライセンスのデータは使用しないことを推奨しています。
CC-BY-SAのライセンスを何も言わずにバス会社が認知・許可していることは
考えにくいので、正式な確認のためにはバス会社に問い合わせることが
まず必要だろうと思います。

正式に問い合わせた結果、OKをもらった場合は検証可能性の観点より
source=○○バスのサイト
という記述をすることがOSM的には推奨されます。
そうするとその派生物にも表記の継承が必要になり。。。
と面倒なことになるかと思います。

ということで「バス会社のサイトから写した」ということを明言して
なおかつ著作権にもCCライセンス的にも礼儀の上でも全く問題の無い対応を取るのは
かなり面倒なことだと思います。

私なら、それよりも自分の記憶(記憶の出所は特定不能)や
自分で撮った写真やビデオを元にタグ付けします。
怪しい記憶であれば「FIXME」タグやコメント等を付けます。

> 4) 今までもやってきたのですが、ある道のGPSトレースを取った時、その先
>    がまっすぐで、すでに他の道路に交差していることが、現地の目視や
>    撮ってきた写真で判別できる場合には、そのままそこまでウェイを伸ばして
>    描画しています。問題ないですよね。

これは問題ないと思います。
ただし、検証可能性の観点よりその根拠
例えば「source=photo」等を付記するとベターかと思います。

【検証可能性について】
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Ja:Good_practice#.E6.A4.9C.E8.A8.BC.E5.8F.AF.E8.83.BD.E6.80.A7




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