[OSM-ja] 津波 ( 日本での災害)と OSM

ikiya insidekiwi555 @ yahoo.co.jp
2010年 3月 2日 (火) 05:17:45 GMT


ikiyaです。
渡邊さん、素人な一石にコメントありがとうございます。

>避難ルートは災害の発生場所によってことなるので、
>これは災害発生前に書いてもしかたがないとおもいます。
>どちらかというと、前もって十分に道路やバリアを書いておき、
>その地図をみて、その場の人間が判断できるようにしとくのが得策だと思ってます。
>バリアの有無は重要ですよ。道でない場所を歩く人にとっては。

言われて気がつきました。バリアの有無、重要ですね。

>ソースが無ければ、地図を書けないのは、どこでも一緒です。
>ハイチはかなり恵まれていた方でしょう。
>チリはかなり広範囲なので、ソースの提供者が資金的に苦しい気がします。

はい、ハイチはマッピング条件としては恵まれていました。

>>・被災前に災害用のポータルサイトは立ち上がらない。
>正確にはそれはうそです。
>防災を目的としたサイトは全世界規模では無くてもあるにはありました。

言葉足らずでした。このポータルサイトは国内の災害用サイトのことでした。
今回のチリ地震津波情報を集約した国内向け防災サイトが立ち上がってほしい
と思いました。

>フリー(再配布可能・改変可能)である意義が見当たらないと
>多分そうならないでしょう。
>そこは、前例を見せて、そうするように説得するしかないです。

はい、ハイチのように説得しましょう。

>これは、ちょっとうそです。マッピングはしなくてもいいですが、
>私のハイチでの感覚では、彼らはGPSや写真などのソース集めはでき、
>それを発信することができます。iPhone をはじめとした携帯電話で
>「Help us!」
>とか、タイトルを付けて。
>そしてそれは、どんな航空写真よりマッピングに有用でした。
>現地から真実を発信することは、外側から航空写真で見るだけなんかより
>非常に重要です。
可能であれば、現地から情報発信します。

"Shun N. Watanabe" <shunw @ ics.uci.edu> wrote: nazotoko の渡邊です。

2010/3/1 ikiya :
> ikiyaです。
>
> 先日、チリ地震の津波が日本に来ました。ちょっと脇道それますが
> そのとき感じた個人的な意見を書きます。
>
> 27日 OSC Tokyo終えて帰路、立川で夕飯食べようとした時、
> チリで地震があったこと、津波が日本に向かっていること知りました。

私は地震の発生時、チリよりオセアニア諸国の方が被害がひどくなる気がしました。
思っていたよりは、被害が小さくてよかったですが。

> 調べると福島の沿岸は全域、津波ハザードマップが作成されていました。
> 今回、マップをリアルに見ると避難場所もさることながら、
> 避難ルートがかなり重要なことがわかりました。
> 高台、避難場所までの距離、通ってはいけない地区を考慮した
> 最適のルートは大切だと感じました。

あんまり普段のレンダラーはレンダリングしてませんが、
避難場所を示すタグはいっぱい用意されてます。
また、病院・消防や緊急用ヘリポートなどは普段のレンダラーでも、
かなり低ズームでも出るように配慮されています。

避難ルートは災害の発生場所によってことなるので、
これは災害発生前に書いてもしかたがないとおもいます。
どちらかというと、前もって十分に道路やバリアを書いておき、
その地図をみて、その場の人間が判断できるようにしとくのが得策だと思ってます。
バリアの有無は重要ですよ。道でない場所を歩く人にとっては。

> 現状のOSM日本地図ではまだ役不足です。マッピング応援頼めるか?

ソースが無ければ、地図を書けないのは、どこでも一緒です。
ハイチはかなり恵まれていた方でしょう。
チリはかなり広範囲なので、ソースの提供者が資金的に苦しい気がします。

> 個人的な気持ちですが、1月のハイチ大地震でマッピングトレースに参加して
> 「新潟県中越地震(2004年)発生時に思った"地図ボランティアとしての貢献"
> がOSMで形となった。」
> と結論づけていましたが、いざ自分の足元を見ると疑問だらけでした。
> ・被災前に災害用のポータルサイトは立ち上がらない。

正確にはそれはうそです。
防災を目的としたサイトは全世界規模では無くてもあるにはありました。
ハイチのために作られたサイトは、そのまま全世界規模向けに作り替えられております。

> ・詳細情報はバラバラ。
> ・地図メーカー、配信者は沈黙、被災後に腰を上げるのか?

企業は企業目的や社会責任があり、それに従い営業活動しています。
それが、防災目的なら被災前にも働くべきなのですが、そうでないでしょう。
それ以外の行動をして、破産でもするとその方が社会的に迷惑です。
防災が企業目的の会社や保険会社は、結構OSMに協力的だったり、利用したりでしたよ。

> ・日本を撮影した高解像度衛星写真がフリーで公開されるか。

フリー(再配布可能・改変可能)である意義が見当たらないと多分そうならないでしょう。
そこは、前例を見せて、そうするように説得するしかないです。

> ・国として被災情報は対外的にマイナス要因にならないか。
全部隠しとうしても意味が無いから、普通は公開するものでしょう。
人命と関係ないものでしょうが、国としてかくす部分はかくすと思いますよ。

> ・被災情報で機密部分はないか。(防衛、治安、経済・・・)

国防・軍事がらみはほとんど公開されなかった気がします。

> ・国土地理院は地図を開放するか。
国土地理院は防災機関では無いので、多分無いです。
ただ、災害は国土の形状を変えるので、彼らも地図の作り直しが始まるはずです。
共同製作の可能性が低いけどあるとは思います。

> ・ボランティアマッピングが受け入れられるか。
> ・基本は日本語地図になる。
> ・とてもハイチのようなOSMマッピングできる環境ではない。
> ・被災当事者はマッピング活動できない。(第三者頼み)

これは、ちょっとうそです。マッピングはしなくてもいいですが、
私のハイチでの感覚では、彼らはGPSや写真などのソース集めはでき、
それを発信することができます。iPhone をはじめとした携帯電話で
「Help us!」
とか、タイトルを付けて。
そしてそれは、どんな航空写真よりマッピングに有用でした。
現地から真実を発信することは、外側から航空写真で見るだけなんかより非常に重要です。

 Shun N. Watanabe

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