[OSM-ja] NOT 権力集中的な法人
Hiroshi Miura
miurahr @ nttdata.co.jp
2010年 3月 17日 (水) 06:42:53 GMT
三浦です。
(2010/03/17 15:01), Shun N. Watanabe wrote:
> nazotoko の渡邊です。
>
>> 閑話休題
>>
>> 別メイルでの渡邊さんの懸念(集中による力の強大化等)は
>> 理解できます。
>> P2P のようにみんなが得たデータを相互補完できたら〜と
>> いう程度の考えなので、なんかいいアイデアありましたら
>> そのときはヨロシクです。
>>
> それよりも、法人化の話に決着をつけて、
> そのコンピューター資源を誰の所持物にするかが先ですよね。
>
なるほど。他にも、各種資源の管理についてもそうですね。
- 係争になったときの法的なエンティティ
- コンピュータ資源の所有者
利用規約にて、利用者に明確に自由な利用を宣言することで、所有と利用をわける
- 商標(防衛)のはなし
> 私はOpenStreetMap Japan 法人化に反対しているんじゃなくて、
> 権力集中的な法人に反対しているだけです。
> NPO 法人なんて、資金と共有財産の管理をするためだけに建てられるもので、
> 実際の活動は、社員と関係ない・関係したらいかんと思ってますので。
>
>
Apache Foundationみたいなあたりの発想ですね。
サーバやBTSの管理、寄付を受け付けるための管理など、資源管理のために
法人つくって、活動は、自由にやってください。ということで。
http://www.apache.org/foundation/faq.html#why
発想はよくても運営がわるいと、だめなこともあったりするので、
要注意ですね。
法人として、資源、資産管理に絞って、暴走できないように
by lawを考えてみたいとおもいます。
1点
国や東京都、各自治体の支援の受け皿というのは、論点です。
OSMに限らず、地図、地理情報にまつわる活動は、地域活動、地域コミュニティ
活動の道具として是非使って欲しいとおもいます。地域コミュニティ支援の自治
体の補助金や、ライオンズクラブ・ロータリークラブなどの支援を受ける場合に
は、何らかの法的なエンティティが必要になる場合がおおいですし、少なくとも
活動に規約があって、民主的に役員が選ばれていて、非営利であることが証明で
きることが望まれると認識しています。
この辺になってくると、nazotoko の渡邊さんのいうところの、権力集中的な法
人に近づくともいえます。
たとえば、OSMを含めた地理情報をベースとした活動内容で、板橋区を本拠とし
たNPO法人が設立されています。
ママさんバレーなど地域サークルの支援のノリだと思うのですが、区の支援も受
けたことがあるようです。
> あと三浦さんがちょっと書いてますが、
> P2Pもオープンソースな世界や最前線研究の世界では
> 善良テクノロジー扱いでも、
> クローズドな世界や政府関連の世界では、
> 邪道扱いだったりと、いいことばかりでもないですよ。
>
ええ、Debianのパッケージ配布の取り寄せとか、BT使えた方が何百倍も負荷低いし、
みんなにとっていいんですけどね。
> 悪いのはP2P ネットワークの利用目的次第なんですけどね。
>
御意。
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Global IT Innovator
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NTT DATA Group
Hiroshi Miura
Manager, Division of HR strategy of IT architects and specialists,
Planning Section, System Platform Sector, NTT DATA Corp.
(株)NTTデータ 基盤システム事業本部企画部IT人材戦略担当
三浦広志
〒135-6033 東京都江東区豊洲3−3−9 豊洲センタービルアネックス
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