[OSM-ja] 東日本大震災の避難所データについて

Shu Higashi s_higash @ mua.biglobe.ne.jp
2012年 3月 25日 (日) 14:57:24 BST


東です。

この件、どうしたら良いか、あれこれ考えていたのですが
災害への対応という視点で考え始めるといろいろ検討すべきことがありそうなので
それは別の機会にして
今回はOSMでの時系列データの扱いという視点で考えてみました。

避難所に限らず、閉鎖された店舗や宅地化された森林など
世の中の移ろいゆく姿は、googleなどで画像として表現している事例はありますが
これまで地理データとしてはあまり表現されてこなかった
部分だと思います。

今回の震災でも明治初頭の迅速測図が、液状化を起こしやすい
場所の再発見につながったという話もありました。

そういう点で自由な地図であるOSMで、時間軸での変化をデータとして記録し
例えば時間軸スライダーで変遷を表現できるとすれば
素晴らしいことではないでしょうか。

現実から消えてしまったデータを削除するのもひとつの考え方だと思いますが
過去を振り返りたい場合が出てくる可能性もあります。

ということで、私としては時間軸の表現、4Dマッピングの中で
この避難所のデータも扱うことを提案したいと思います。

長くなりましたが、4Dマッピングのページを見ると
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/OSM-4D
start_dateやend_dateで時間軸を表現しようとしているようなので
使われなくなった避難所は、レンダリング対象外とすることも含め

disused:tourism=camp_site
end_date=使われなくなった日付(アバウトに年だけでも可)

といったタグに付け替えるということでいかがでしょうか。


12/03/25 ribbon <osm @ ns.ribbon.or.jp>:
> On Sat, Mar 24, 2012 at 09:02:50PM +0900, TANAKA Toshihisa wrote:
>
>> > 1. 次の大規模災害で使うかもしれないので、「disused=yes」のタグを付けてNodeを残しておく
>> > 2. いったん完全に削除してしまう
>>
>> 私の意見は、広域避難場所、指定避難所以外は削除です。
>> もし、次の何らかの広域災害があったとして、「前はここだったから。。。」と言うのは、
>> 時系列的に見て正しい情報になっているか懸念が残るからです。
>
> 同上。
> 次回が同じ場所とは限りません。
>
> oota
>
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