[OSM-ja] 基盤地図情報のOSM利用について
Satoshi IIDA
nyampire @ gmail.com
2012年 5月 26日 (土) 18:37:36 BST
いいだです。
国土地理院様が提供されている基盤地図情報の、OSMへの利用についてです。
利用許可自体がでてから時間がたってしまいましたが、現在の情報をとりまとめましたので
改めて利用許可のアナウンスと、利用する際の条件についてのアナウンスをさせてください。
状況については、以下のページにまとめられています。
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:GSI_KIBAN
要約すると、以下の2点になります。
■作業方法が基盤地図情報データのコンバートではなく、画像を参考にトレースするのであれば、承認を不要として許可をする。
・「国土地理院の許可を得て、基盤地図情報を参考にイラストとして作成」が条件です
・具体的には、データのコンバート/インポートは禁止です。WMSや画像を背景としたトレースが許可されています。
■原典明記が必要
・source タグに、source=GSI/KIBAN XXXXXの表記が必要
(利用したデータによって変わるので、詳細はWikiを参照ください)
また、データ利用の方法原則は上記のとおりなのですが、具体的な方法については以下にまとめられています。
■基盤地図情報2500を利用する際の手引き
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:GSI_KIBAN/Using_GSI_KIBAN
→あくまで一例です。
上記の方法の他にもよいやり方があると思っていますので、ご意見ください。
■基盤地図情報25000のWMSサーバ利用手順
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:GSI_KIBAN/Using_GSI_KIBAN_WMS
→25000の地図を、農研機構様がWMSで配信してくださっています。
Yahoo/ALPS地図も25000をベースにしているので、精度としてはYahoo/APLSデータと同程度と思ったほうがよいのかもしれません。
ただ、Bingが使えない地域での細かい道路の接続など、現時点では非常に有用なデータと思っています。
また、農研機構様のWMSを利用した場合、(必須ではないのですが)sourceタグへの追加があります。
具体的には以下のようになります。
source = GSI/KIBAN 25000; finds.jp
(注:農研機構様の推奨記法ではないので、今後変更される可能性があります。その際には再度アナウンスさせてください)
記載不十分な部分はあると思います。
みなさまからご意見いただけると嬉しいです。
P.S.
この件について、さまざまなかたから支援をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
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Satoshi IIDA
mail: nyampire @ gmail.com
twitter: @nyampire
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