[OSM-ja] ラスベク変換のデメリット (was 基盤地図情報のトレースについて)

"ぞあ." k_zoar @ k-side.net
2014年 12月 17日 (水) 01:26:37 UTC


ぞあ.です
ごめんなさい、化け化けのメールを送ってしまいました。

いいださんありがとうございます。
 
> 結果のスクリーンショットを見ると、わりと綺麗に変換できているようで、
> これができればだいぶん楽なのかなぁ、と思っていたりします。
実は綺麗に見えるようにエリアを切り取ったというのが真相です。

GeoTIFF を作るときの縮尺や線の太さによって直線が曲がったり、直角の角が削れたりします。
JOSM で読み込んだシェープファイルはこんな感じでした。
http://1drv.ms/1vXiPjz

他にも、人口過密地域であるように家が密集しているところでかなり大縮尺の GeoTIFF を作らないと複数の建物が一つとして認識される可能性もあります。

ZoomLevel 小さめの Bing トレースと手動トレースの中間くらいの綺麗さなデータになる感じですね。


もっと根源的な問題として、GeoTIFF の位置情報活かして変換してくれるラスベク変換ソフトが入手しにくいというものもあります。
先に実験した PC-MAPPING は70万円くらいしますし、ScanSurvey というソフトも同じ事が出来ますが、三桁万円くらいしたと思います。

いわゆるフリーソフトウェア(オープンソースではない系)にもラスベク変換ソフトがありますが、こちらの中に GeoTIFF を活かせるものを見つけられなかったのでペーパー座標でベクタを作成して他のソフトでWGS84に座標変換をしなければいけません。
試したのは ScanBmp6 と WinTopo というソフトです。
QGIS でも「ラスタ」→「変換」→「ポリゴン化」とすると一応ラスベク変換できますが、 画素一つ一つを認識するのでとてもガタガタなポリゴンができあがります。


ソフトウェアの入手性に悩んで、ラスベク変換を使ったらどうかなーうところからメール投げるまで時間かかっていました。
手法に問題がないと判断されればもっと入手しやすいソフトを発掘しないといけないかなと思います。

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