[OSM-ja] Tondabayashi/Road Building importについて

浅野和仁 helicobacter_ysfh @ hera.eonet.ne.jp
2015年 8月 22日 (土) 04:57:43 UTC


富田林市の浅野です。

富田林市地形図のOSMへのインポートについて、数々のご意見をいただきありがとうございます。
これまでのご意見と、それに対する対応について、以下のような経過と理解しています。Wikiにつきましても、ご意見の都度修正を行い、ご意見に対応する修正は完了しています。
今後、道路及び建物データの既存修正並びにインポート作業を実施し、2015年内にはインポートを終了させたいと考えています。


7月19日(提案)
富田林市として市内の各施設の案内サイトについて、27年度に背景地図をOSMに移行し、行政各事務に利用する地図や、市民や事業者から市への申請に利用される地図についてもOSMを推奨する計画を説明する。市が保有する地形図をクリエイティブ・コモンズ(CC-BY2.1JP)のライセンスに則って公開し、OSMに移植する作業は地域関係者が個人として行う。今後、毎年度の地形図差分(CC-BY)を用いて定期的な更新も予定している。
7月20日(意見)
yh:widthはwidthに入れて良いのではないか。oneway=noは何も入力されていなければoneway=noとみなされる。道路データの向きも一方通行の向きと合っているのか。
7月20日(対応) 「oneway=yes」のみ対応する。市内のすべての一方通行の方向を把握している。
7月20日(意見) widthに「〜」を含む値を入れるのは適切ではないので"est_width"等どうか?
7月20日(対応)
「width」は通行形態(車両通行不可、軽車両のみ、対面1車線、同2車線、4車線等)を代表する数値として「yh:width」と同様の幅員区分で整理していたもの。OSMではそれらに対応するものとしてはhighwayが近いように思うので、インポートデータのwidth値を参照しながら、highwayを設定する。
7月20日(意見) 道路と建物の作業を同時に進めるより、道路、建物の順にして、Phase 1として道路、Phase
2で建物とフェーズを記載しておくと良い。
7月21日(対応)
インポートする道路ラインと建物形状は、既に相互の位置関係は適正化しているため、どちらが先行しても問題はない。ただ、多くの方にご協力いただくことを前提とすれば、道路を優先するという順番を原則として進める。
7月20日(意見) 道路中心線および建物データには最低限のタグしか付与されていない。一方既存の建物にはname や
building:levelなどがあり、インポート作業の際に既存データから転記を行うという手順か?
7月21日(対応) 既存のデータのTagに関しては、最大限に尊重して転記する。
7月20日(意見) 道路データにhighwayのキーに対する値が入っていない。これは、既にOSMに入っているデータから移植するということでよいか?
また、国道・県道のrouteリレーションに対する作業を行う必要もある。道路を削除する必要がある場合には、このリレーションについても考慮すること。
7月21日(対応)
highwayは、既存データ並びにインポートデータのWidthデータを参照して校正する。国道・府道・主要地方道は、既存データを優先しインポートデータはその位置修正の参考として利用する。
7月20日(意見) この作業専用のアカウントは誰が担当しているのか、わかるようにしたほうがよい。
7月21日(対応) ***_tondabayashi_import に統一する。
7月20日(意見) データの更新は何年次くらいの間隔で、新旧shapefileを2つを比較し、その差分データをOSMに適用するというイメージか?
7月21日(対応)
富田林市の地形図は作成日と削除日を属性として保持してるため差分データは容易に抽出できる。その差分データをOSMに適用する。更新は毎年度実施する。
7月20日(意見) CC-BY
2.1は、OSMのODbLとの互換性がないので、富田林市から許諾をいただく必要がある。担当者レベルでもよいのでOKがとれているという認識でよいか?
7月21日(対応) 市として取り組むことであれば問題はないと認識しているため改めて富田林市からの許諾は問題ないと思う。
7月20日(意見)
提供されているデータは、公共測量のデータと明記されており測量法の制限をうける可能性が非常に高いと考える。ついては富田林市に対して、公共測量成果の利用申請が必要かと思う。過去に行われた類似の作業である浦安市、鯖江市の場合は、OSMに対して利用したデータは公共測量成果に準ずる精度で作成された、市の保有するデータと認識している。
7月21日(対応)
インポート予定の道路ライン・建物については富田林市が保有するGISデータという位置付けで公開している。紛らわしいため公開ページの説明欄にある「富田林市共有基盤(公共測量成果)2015年度版」から、「(公共測量成果)」を削除する。
7月22日(意見)
インポート作業は大きなインパクトをもつので、道路の階層付けなど、どこまでがシステマチックに行われ、逆に、どこまでが個人の判断で修正が行われるのか、主に想定されそうな事柄は先に話しておきたい。
7月26日(対応) Shapeファイルから区分していく手順をTagging Plansにまとめた。
7月27日(意見) 小道のhighway=footway は原則としては歩行者のみが通行できる道路だと認識している。bicycle=yes
を追加すると自転車も走れる道という風に拡張することも可能。似たタグとしてhighway=pathがある。これだと歩行者に限定されず、使い勝手が良いように思うが、雰囲気的に山道ような印象も受けたりしていて難しい。
7月28日(意見)
footwayとpathの違いがわかりづらい、というのは英語MLでもたまに話題になる。明確な判断基準は無いように思う。都市内の歩行者道:footway、山道など:path、という印象があり、道路周囲の状況をみて適宜判断と思っている。
8月2日
正確に(機械的に)これらを区分するのは難し。概念として幅員が1.5m未満の物理的に軽自動車が通れない小道に関しては、居住区域付近の路地(highway=footway(bicycle=yes/no))と農林業用小道(highway=path)の2種類になるものと考える。なお、富田林市では広幅員の歩行者専用道路があり、これはhighway=pedestrianとします。また、幹線道路沿いの歩道については、市のデータインポートはないので、既存のデータを残存させる。
8月15日
みなさまから頂きましたご意見に関しましては、既にWikiに反映し修正作業が終了している。今後道路データの位置修正(国道・府道)とインポート(その他道路)を開始し、順次地区割りした建物データをインポートし、年内にインポート等一連の作業を完了させる予定。

以上。

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浅野 和仁 090-2067-9293
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586-0077 河内長野市南花台四丁目7-5
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