[OSM-ja] バリアフリーマップ

Shu Higashi higa432 @ gmail.com
2016年 2月 22日 (月) 11:15:44 UTC


東です。

幸い ^^; ウチには車椅子利用当事者がいるので聞いてみたところ
いちばん欲しい情報は「校舎間移動を含む、授業間の移動経路」
だそうです。
校内の地図を見ても細部がわからないため、雰囲気で移動するが、
いざ行ってみると段差があったり、
別の人の操作が必要な昇降機があったりして
予定時刻に遅れてしまうのがいちばん問題
だそうです。
また、スマホで操作するなら、地図そのものよりも
構内図(の略図)があって、確認したいところを
写真で見られると使いやすいと思う、とのこと。
また、生徒が必ず所持することになっている手帳などに
紙で案内図がはさまっていると嬉しいそうです。

環境差、個人差、障害の種類による差はあるとは思いますが
ウチの場合はそうらしいです。。

wheelmap以外の実例は思いつく範囲で3つほどあります。
1.ハイデルベルグ大学による「OpenRouteService」
http://openls.geog.uni-heidelberg.de/wheelchair-test/
まだβ版だと思いますが、ルート検索オプションで
「車椅子」を選ぶと、路面の状態、斜度、段差などの許容範囲を
指定し、その条件を満たす経路を探すことができます。

2.メリーランド大学構内マップ
https://terpnav.umd.edu/map/
車椅子利用者向けというわけではなさそうですが、経路探索時に
階段有無を指定することができます。

3.OpenLevelUp
まだまだ実験段階ですが個人的にはいちばん注目しています。
簡単にいえば「インドアマッピング」+「Mapillary」です。
大学構内を車椅子で移動する場合はどうしてもドア、スロープ、
エレベータなど、インドアマッピングがある程度必要です。
マッピング例:カールスルーエ工科大学
http://github.pavie.info/openlevelup/?lat=49.010961&lon=8.414637&z=17&t=0
こちらには経路探索機能はまだありませんが
大きなビルをエレベータなど縦方向の経路も含めフロアごとにマッピングし
Mapillaryに置いた画像(Richo Thetaなどによる360度画像もあります)を
mapillaryタグ
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Key:mapillary
でひも付けたりします。
このインドアマッピングは日本でもやっている人がちらほらいます。

2016/02/22 Tomomichi Hayakawa <tom.hayakawa @ gmail.com>:
> Tomです。
>
> 大学でバリアフリーマップを作成しているとの話を聞きましたので、
> OSMやWheel Map の話をしましたら、大変興味を持っていたけまして、
> バリアフリーのデータを公開していただけるようです。
>
> ただ、恥ずかしながら、バリアフリーマップと言っても、
> 私はWheel Mapしか知りません。
>
> 実際、バリアフリーマップを必要とされる方は、
> どういうアウトプットの地図があるとベストなんでしょうか?
> Wheel Mapがベスト?
>
> また、具体例などありましたら、お教えいただけますでしょうか?
>
>
>
>
>
> --
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> はやかわ ともみち (Tomomichi Hayakawa)
> Tom.Hayakawa @ gmail.com
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