[OSM-ja] Missing points of OSM
Shu Higashi
higa432 @ gmail.com
2017年 2月 18日 (土) 05:54:03 UTC
河原さん、こんにちは。
私も千葉(松戸)在住で、マッピングを始めたころ河原さんのWiki記事やマッピング(たぶん)は参考にさせて頂きました。
東日本大震災の前後から日本のOSMをとりまく状況が
大きく変わってきているので、具体的な事象をベースに
議論させて頂いたほうが良さそうな気はしますが
インポートについてはどうしてもやりたい人は
ライセンスをクリアにしたり該当地域のコミュニティなどと
連絡を取りながら進めるのが原則となっているかと思います。
時々勝手にやってしまうケースも見受けられますが
そういったものには手順を踏んで頂くようお願いしたり
あくまでコンタクトを無視されるケースでは最終的に
リバートされて編集を取り消されることもあります。
(なお、私自身はインポートは好みません。下絵にしてトレース
する派です)
そういった中で2011年の東日本大震災の折には
たまたまYahoo/ALPSデータの利用を許諾頂いたところだったため
どこまで役に立つかは見えないながらも
災害復興の何らかの後方支援になればと
何名かで手分けして大挙、道路データをインポートしました。
結果として道路距離的には飛躍的に充実しましたが
Yahoo/ALPSデータはざっくりの感触では1/25000くらいの精度であり
今のスマホや衛星画像で見るとズレズレ感は否めません。
なのでYahoo/ALPSデータについては各地マッパーのみなさんが
より精度の高い衛星画像や地理院地図で都度描き直している
というのが実状ではないかと思います。
その際、別のデータをインポートするケースはごく少なく
大抵は画像を下絵にトレースし、POIは現地でマッピング
という形が多いのではないかと思います。
ご指摘のひどい編集状況は実際に見てみないとなんとも言えませんが
初心者の方がとりあえず編集してみました、で終わっている状況
だとすれば、地域のOSMコミュニティで連絡を取り合うような
ことができると良いですね。
また、品質改善ツールもいろいろあるのでそういったものにも
目を向ける人が増えてくることも期待したいです。
OSMFJという組織はありますが、少人数のボランティアが
最低限のことだけなんとかかんとか回している状況なので
中央集権的な機能や組織を強化するというより、分散的に
地方自治みたいな方向性がいちばん良いんじゃないかと思っています。
今でもOSM.orgにメモで不明点や誤りを指摘する機能もありますので
そういったものを地域でちゃんと運営していくといったことも
ひとつの方法かなと思ったりもします。
私見ですがとりあえず。
東
2017/02/18 insidekiwi555 @ yahoo.co.jp <insidekiwi555 @ yahoo.co.jp>:
> ikiyaです。
>
> 河原さん、こんにちは。
>>他の利用可能とされたリソースからのデータインポートが行われるようになったからです。 多くのインポート元はデータが古く、・・・
>>インポート元となった航空写真の解像度が足りなかったのか、現地取材せずに写真を判図したのか・・・
>
> おっしゃる通り、がっかりします。
> 私も昔、Yahoo!アルプスの道路データがインポートされた時、自分でGPSログからライン取りをこだわって書いたあまたの県道が見事に置き換わりました。
> 当時、私のGPSトレースのほうが精度は上でした。(相変わらず、カリカリ直しています。)
> 最近は、ルール(既存データを無視したり)を外れたインポート、編集についてはリバートという方法も選べるようになりましたが、
> それでも、足しげくマッピングした地域が書き換わると気持ちが良いものではありません。
>
> OSMは誰でもが自由に書ける、使える地図データと言われます。
> 最近では「地図データの前に人ありきでしょ。」と聞きます。私は同感です。
>
>>誤りを指摘すると→プロのマッパー/編集チームがその指摘内容を検証し→資料に当たる・現地調査し→
>>地図の変更案を提示して意見を求め→異論が出なくなれば最終的にマスターファイルに反映する
>
> 正直、よい(あこがれる)フローだと思います。
> 市民レベルから誰でもが自由に書けるを掲げて歩んできたOSMですが、
> 制限のステップを設けることについてどう思われますか?
> このフローをボランタリなコミュニティーの中で構築するには知恵とコミュニティーの同意が必要と思っています。
> 私はまだ自由に書けるOSMを選びたいですが、ローカル重視で地図の誤り検証や意見調整する
> Regional Leader地域リーダーやRegional Ambassadorといった仕組みは不可欠と考えます。
> ボランタリーなメンバーでどう作るか考えるのも楽しいかもしれません。
>
> 以上、まとまりないですが雑感です。
>
>
>
>
> ----- Original Message -----
>>From: 河原太郎 <tarokawa @ mqj.biglobe.ne.jp>
>>To: OpenStreetMap Japanese talk <talk-ja @ openstreetmap.org>
>>Date: 2017/2/18, Sat 07:20
>>Subject: [OSM-ja] Missing points of OSM
>>
>>河原です。お久しぶりです。
>>
>>
>>私は、以前はOSMのマッパーだったこともありますが、今は興味を失っていまして、活動していません。
>>
>>ただ、現在のOSM組織の活動内容が偽善的だとは思っていません。
>> OSMを利用するのも編集するのも止めたのには、別の理由があります。それは、他の利用可能とされたリソースからのデータインポートが行われるようになったからです。 多くのインポート元はデータが古く、私が住んでいる地域のOSM地図は、まるで古地図をみているかのうような現状とは乖離した状態となっており、さすがに利用する気は起きません。ちょっといくつか追加編集すれば済むようなレベルではないのです。
>>
>>また、インポート元となった航空写真の解像度が足りなかったのか、現地取材せずに写真を判図したのか、神社の境内へ向かう通り抜けのできない階段が、反対側へ抜けられる道路として描かれていたり、実際にはフェンスがあって通行できない隣接した道路がフェンスなどなく通行できるかのように描かれていたり、自宅周辺半径1km以内だけでみても、両手で数え切れないぐらいの誤りがインポートされていて、それが全体に広がっているのかと思うとやる気を失いました。
>>
>>
>>現在のOSMで欠けている(他の地図サイトと異なっている)のは、レビューシステムの欠落ではないかと思います。どの地図サイトなのかは、書くと宣伝行為になりそうでこのMLの趣旨に反すると思うので、敢えて伏せますが、誤りを指摘すると→プロのマッパー/編集チームがその指摘内容を検証し→資料に当たる・現地調査し→地図の変更案を提示して意見を求め→異論が出なくなれば最終的にマスターファイルに反映する、というレビューシステムが構築されており、個々の誤り指摘に対して、その作業の進捗状況が分かるようになっています。OSMでは、誰もが勝手にマスターファイルを直接に更新しているため、それが誤りであっても即座に反映されてしまい、地図を信じた利用者が現地で通行止めを喰らってこん
> な地図使えねぇという事態になっています。
>>
>>
>>私がOSMを利用するのを止めていても、talk-ja
>> に継続して購読しているのは、こうしたシステムの改革がそのうち行われるだろうと期待しているからです。
>>
>>
>>千葉県千葉市在住
>>
>>河原太郎
>>
>>
>>
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>>https://lists.openstreetmap.org/listinfo/talk-ja
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