[OSM-ja] 位置参照情報(町丁目の階層づくり)について

Satoshi IIDA nyampire @ gmail.com
2019年 8月 26日 (月) 05:09:19 UTC


いいだです。

コメントありがとうございます!

> quarterの階層を廃止するかどうか
いえ、廃止しません。
サンプルの中の、福井県にあるように、大字と小字が明確に分割管理されている場所もあるため、
これらは分割されている必要があるためです。

* 大字=西大道
* 小字=第19号

> 丁目、の分割について
> [A] 地元民が「町名」と「丁目」を別の粒度のまとまりと認識していようがいまいが、OSM として日本の「町名」と「丁目」を分割することを許さない
> [B] 地元民が認識している「町名」と「丁目」の区切りがわかればそれに従い、それがわからなければ安全のために一応分割しないでおく

AとB、両方ありえる、と思っていました。
そして、少なくとも、位置参照情報のデータをインポートする場合には、
Bとして「XX町YYn丁目」を分割せず、一括してneighbouhrhoodとして入れる必要がある、と感じています。
理由は以下のとおりです。

1. quarterとneightbourhoodに分割した際には、boundaryリレーションとして必ず階層構造を、role:subarea
によって表現する必要があります
2. boundaryリレーションを作成するためには、そのboundaryを表現する行政境界ポリゴンが必要になります(placeノードがrole:
labelになります)
3.
現在、町丁目のポリゴンとして適切なポリゴンが、オープンデータとして全国的に公開されている状態にありません(eStatの境界は統計用の境界なので、厳密には異なるデータ)
4.
リレーションとして紐づけできない以上、「一丁目」などと分割してしまうことで、その「一丁目」がどのquarterに所属するのか、表現することが困難になります
5.
今後、丁目レベルの行政区ポリゴンが公開されているところから順に、丁目ポリゴンインポート(別作業)を行うのと同時に、リレーションを利用した構造化を実施すればよいと考えます

https://www.facebook.com/groups/osmjapan/permalink/2627157007336142/?comment_id=2632687296783113&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R%22%7D

そして、北海道の例については、僕も非常に関心がありますし、地元の感覚は大切にしたいです。
少し詳しく教えてください。

> 札幌市民なら「条」と「丁目」を同じ階層で認識しています。
サンプルの例に従うと、例えば51行目のあたりにある、以下の階層になります。
分割を行わないこの分類が、感覚にあっている、ということでしょうか。
それとも、別の区分がしっくりくる?
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1eAE72mjCLoJVGZo5qRhCYK22UxVQ8bpbQSU9ZLHq40o/edit#gid=0

city= 札幌市
suburb= 中央区
neighbourhood (小字, 丁目の表記があっても分割をしない)= 北1条西2丁目


> みなさま
他の地域の感覚もあれば、共有いただけると嬉しいです。






2019年8月23日(金) 21:31 ISHIKAWA Takayuki (Talk-ja 経由) <
talk-ja @ openstreetmap.org>:

> こんにちは、奈良の石川です。ご提案、ありがとうございます。
>
> On Wednesday, August 21, 2019, 11:56:53 AM GMT+9, Satoshi IIDA <
> nyampire @ gmail.com> wrote:
>
> > ただ、先行してFacebookで議論をした限りでは、丁目のデータについて、町名と丁目、に分割しないほうがよいのではないか、という意見がでています。
>
> この点、質問したいのですが、「分割しないほうがよいのではないか」とは、以下のどちらの意味でしょうか。
>
> [A] 地元民が「町名」と「丁目」を別の粒度のまとまりと認識していようがいまいが、OSM として日本の「町名」と「丁目」を分割することを許さない
>
> [B] 地元民が認識している「町名」と「丁目」の区切りがわかればそれに従い、それがわからなければ安全のために一応分割しないでおく
>
> 文面を読む限りは [A] のように見えますが、もし [A] なのだとしたら、私は強く反対します。[B] なら許容できます。
>
> > 理由1. XX町n丁目、が正式な名称である(ことが多い)
>
> この場合の「正式」とは何を意味するものでしょうか。行政による定義でしょうか。
>
> ご存じの方も多いと思いますが、例えば (私の出身である) 札幌市は、碁盤の目状に街が作られ、これに X 座標や Y
> 座標を表すように条・丁目がつけられています。これは、島義勇氏が広野を見て札幌市をそう設計したからそうなっているのであり、この話は札幌市内の小学校の副読本でも触れられています。当然、札幌市民なら「条」と「丁目」を同じ階層で認識しています。しかし、行政機関であった郵政省は、札幌市内の郵便番号を「北十三条西」という区切りで運用していました。適切な粒度で郵便番号を割り振りたい、という郵便事業の都合はわかるので、郵便事業内だけで利用する分には文句はありません。ですが、恐らくこの区切りを根拠に、札幌市内の地図を「北十三条西」のような
> (地元民から見たら奇異な) 区切りで grouping する人が現れました。
>
> 何が言いたいかというと、行政による定義を正式なものとしないでほしい、ということです。過激な言い方になりますが、市役所すら (地名表記の上では)
> 総務省の手先と思っています。ここには書きませんが、私の後輩が、本州に転居して地名表記で屈辱的な扱い (というほど大げさではないが近い扱い)
> を受けたこともあります。個人差もあると思いますが、こういったことに関して私は昔から内地人の押し付けを強く感じるほうです。特に、行政事務を根拠にしている主張
> (地元民の認識を無視した主張) には、強い反発を覚えます。
>
> なお、import 作業の方針を決めるだけであり、今後の編集を制約するものではない、というのであれば
> (明言していただけるのであれば)、特に反対はありません。
>
> --
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