[OSM-ja] 位置参照情報(町丁目の階層づくり)について

ISHIKAWA Takayuki zhnosa-open01 @ yahoo.com
2019年 8月 23日 (金) 12:28:34 UTC


こんにちは、奈良の石川です。ご提案、ありがとうございます。

On Wednesday, August 21, 2019, 11:56:53 AM GMT+9, Satoshi IIDA <nyampire @ gmail.com> wrote: 

> ただ、先行してFacebookで議論をした限りでは、丁目のデータについて、町名と丁目、に分割しないほうがよいのではないか、という意見がでています。

この点、質問したいのですが、「分割しないほうがよいのではないか」とは、以下のどちらの意味でしょうか。

[A] 地元民が「町名」と「丁目」を別の粒度のまとまりと認識していようがいまいが、OSM として日本の「町名」と「丁目」を分割することを許さない

[B] 地元民が認識している「町名」と「丁目」の区切りがわかればそれに従い、それがわからなければ安全のために一応分割しないでおく

文面を読む限りは [A] のように見えますが、もし [A] なのだとしたら、私は強く反対します。[B] なら許容できます。

> 理由1. XX町n丁目、が正式な名称である(ことが多い)

この場合の「正式」とは何を意味するものでしょうか。行政による定義でしょうか。

ご存じの方も多いと思いますが、例えば (私の出身である) 札幌市は、碁盤の目状に街が作られ、これに X 座標や Y 座標を表すように条・丁目がつけられています。これは、島義勇氏が広野を見て札幌市をそう設計したからそうなっているのであり、この話は札幌市内の小学校の副読本でも触れられています。当然、札幌市民なら「条」と「丁目」を同じ階層で認識しています。しかし、行政機関であった郵政省は、札幌市内の郵便番号を「北十三条西」という区切りで運用していました。適切な粒度で郵便番号を割り振りたい、という郵便事業の都合はわかるので、郵便事業内だけで利用する分には文句はありません。ですが、恐らくこの区切りを根拠に、札幌市内の地図を「北十三条西」のような (地元民から見たら奇異な) 区切りで grouping する人が現れました。

何が言いたいかというと、行政による定義を正式なものとしないでほしい、ということです。過激な言い方になりますが、市役所すら (地名表記の上では) 総務省の手先と思っています。ここには書きませんが、私の後輩が、本州に転居して地名表記で屈辱的な扱い (というほど大げさではないが近い扱い) を受けたこともあります。個人差もあると思いますが、こういったことに関して私は昔から内地人の押し付けを強く感じるほうです。特に、行政事務を根拠にしている主張 (地元民の認識を無視した主張) には、強い反発を覚えます。

なお、import 作業の方針を決めるだけであり、今後の編集を制約するものではない、というのであれば (明言していただけるのであれば)、特に反対はありません。

-- 
石川


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