[OSM-ja] 北海道の廃線マッピングの対応について

Satoshi IIDA nyampire @ gmail.com
2019年 5月 23日 (木) 08:55:15 UTC


いいだです。
お返事遅れてすみません。

>> 地物の属性をWikipediaから(文章をそのまま使っているわけではないので"問題ない"と思う)
> Wikipediaの属性情報(名称など)をOSMに投入しても問題ないとのご意見でしょうか?

名称それ自体には著作性が存在しえないので、法的には問題ないのではないかと感じています。

ただし、「李下に冠を正さず」ではありませんが、あまり推奨された行動であることは間違いなく、
現地表記や書籍の記述等、別ソースも活用して、
それが「事実である(=著作性がない)」ことを確認するのが強く推奨される行動とは思います。
(場合によっては、nameではなく official_nameや alt_nameにすべきWikipediaの項目もあるでしょう)

> Googleマップに登録された店舗名称などをOSMにコピーするのがダメな理由がなくなってしまう
ちょっと重箱の隅になってしまうかもしれませんが、
Google Mapsは、著作権をもとに権利を主張しているわけではなく、
あくまでも彼らの利用規約のなかで転載を禁じてい「ました」。
(以前はGoogle Mapsに©表示がなかったために明確だったのですが、
最近のMapsには©googleが表示されるようになっています。なので「禁じていました」で過去形にしています。
禁止規約 2条 aおよびb、のあたりが該当していて、特にbで「コンテンツ」としているのが顕著です)
https://www.google.com/intl/ja/help/terms_maps/

なので、(少なくとも日本国の著作権法上で)著作権的にOKな事実情報であっても、
利用規約的に転載がNGであると主張してくる可能性がある、と認識しています。

そして実際のところ、他の地図プラットフォームでそこまで考えて規約を設定しているところはほとんど無いので、
そういうところからは実は転載し放題なのではないか、という意見もあるかもしれません。
ただ、そこは「法的にOKであろうと、OpenStreetMapの内部規範としてNG」
(および、国外からの指摘に対して説明し返すのが非常に困難なうえ、国内の裁判例としても微妙ライン)ということで
「許諾されたソース以外使わない」というのは妥当な運用規定なのではないかな、と感じています。







2019年5月17日(金) 19:34 tomoya muramoto <muramototomoya @ gmail.com>:

> こちらでも議論が進んでいるようなので少しだけ。
>
> >地物の属性をWikipediaから(文章をそのまま使っているわけではないので"問題ない"と思う)
>
> Wikipediaの属性情報(名称など)をOSMに投入しても問題ないとのご意見でしょうか?
>
> 私はこれには反対です。
> これを許容した場合、Googleマップに登録された店舗名称などをOSMにコピーするのがダメな理由がなくなってしまうと思います。
>
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