[OSM-ja] 町名のplaceタグ

Satoshi IIDA nyampire @ gmail.com
2021年 7月 30日 (金) 12:17:55 UTC


いいだです。

追記です。
僕の提案を適用した場合、「宮の森」は、1の例にあるように、以下のような行政区の構造をもっていますので、

宮の森
宮の森1条 1〜18丁目
宮の森2条 1〜17丁目
宮の森3条 1〜13丁目
宮の森4条 1〜13丁目

以下のような区分になるかと思っています。
宮の森 quarter
宮の森1条1〜18丁目 neighbourhood
宮の森2条1〜17丁目 neighbourhood
宮の森3条1〜13丁目 neighbourhood
宮の森4条1〜13丁目 neighbourhood

参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E3%81%AE%E6%A3%AE

この場合、石川さんとしては、町名と丁目を分割し、
以下のようであるほうがよい、という主張でよいでしょうか。

宮の森 quarter (独立した quarterとして)
宮の森 quarter (1-4条とそれぞれのN丁目をあわせた区域を示す quarterとして)
1条1〜18丁目 neighbourhood
2条1〜17丁目 neighbourhood
3条1〜13丁目 neighbourhood
4条1〜13丁目 neighbourhood

なお、こうした重複地名(町名)は京都市のなかにも存在しますので、
nameが重複していようと、別オブジェクトとして存在することは許容できる、という考え方もあります。

参考: https://kyotolove.kyoto/I0000281

その場合、北海道地域については丁目と町名を分割した階層にする、などの対応のほうがよいのかもしれません。

最終的に住所は、階層を上から読んだ時にただしい文字列として読み込めれば問題ないはずなので、
その地域内で階層の合一がとれており、異名などについてエラーなく入れ替えや表現ができるのであれば、大きな問題には至らない認識です。
京都住所は京都ルールになる、のと同じように、北海道ではこのルールになっている、
ということがわかれば、それにあわせてソフトウェア側で対応できるはずです。

2021年7月30日(金) 21:15 Satoshi IIDA <nyampire @ gmail.com>:

>
> いいだです。
>
> ちょっとおっとり刀かもですが。。。
> 僕の意見としては、gyotoku810さんが提唱するように、
> ○○△丁目、とある場合の、町名と丁目は同じ階層にまとめたほうがよいかも、という立場です。
> これは単純に、階層構造のエラーや表記間違いをなるべく少なくさせるためです。
>
> いくつか、例示します。
>
> ■1. 市町村合併による地名変更: 「長野市 大字若里」と「長野市 若里一丁目」の例
> 長野市では、過去の市町村合併の結果、かなり複雑な体系をしています。
>
> そのなかで、例えば以下のような区域があります。
>
> * 長野県 長野市 大字若里
> * 長野県 長野市 若里一丁目(〜七丁目)
>
> これらはすべて、別々の区域(ポリゴン)を有しています。(OSMerとしてはあまりよくないですが、ググると形状が見えます)
> これを、現状のルールに従ってタグ付けすると、以下のようになります。
>
> 1. 大字若里: quarter (大字として)
> 2. 若里: quarter (一丁目〜七丁目をまとめる町名・ポリゴンとして)
> 3. 一丁目(〜七丁目): neighbourhood
>
> さて、そして、大字若里は、大字、を抜いた表記に対応するため、以下のようにタグが付与されます。
>
> name = 若里
> official_name = 大字若里
> place = quarter
>
> そうなると、存在するオブジェクトは、以下のようになってしまいます。
>
> 1. 若里: quarter (大字として。official_nameとして "大字若里")
> 2. 若里: quarter (一丁目〜七丁目をまとめる町名・ポリゴンとして)
> 3. 一丁目(〜七丁目): neighbourhood
>
> つまり、1と2が、同じ階層にあり、同じnameにも関わらず、意味合いと区域の違うオブジェクトができてしまいます。
> 町名と丁目を同じ階層に収めることで、以下のようにすっきりと、「別物である」という構造を示すことができます。
>
> 1. 若里: quarter (大字として。official_nameとして "大字若里")
> 2. 若里一丁目(〜七丁目): neighbourhood
>
> ■2. 市町村合併による地名変更: 志布志町志布志二丁目
> 現行の構造を議論していた際にも「これどう分割するんだ」と話題になっていた
> 「志布志町志布志二丁目」ですが、こうした地名は市町村合併が行われた各地に存在します。
>
> 現状の構造では、以下のように例示をしています。
> quarter: 志布志町志布志
> neighbourhood: 二丁目
>
> https://docs.google.com/spreadsheets/d/1eAE72mjCLoJVGZo5qRhCYK22UxVQ8bpbQSU9ZLHq40o/edit#gid=0
>
> ただし、「志布志二丁目」をまとめて neighbourhoodに入れることで、以下のような分割が可能になります。
>
> quarter: 志布志町
> neighbourhood: 志布志二丁目
>
> ここはもともとが市町村合併で「志布志町」だった場所ですので、一定上の年齢の地元住民にとって、
> アイデンティティは「志布志町」にあるのではないかと思っています。
> これを「志布志町志布志」と分割してしまうのは、かなり違和感があるのではないかと思うのです。
>
>
> ■3. 他、気になったもの
> 例えば、以下の例のような例はどうしようかなぁ、と思っています。
> "滝川市","一の坂町西一丁目"
> "郡山市","喜久田町卸一丁目"
> "郡山市","喜久田町原二丁目"
>
> こんなかんじの、例えば[東西南北]△丁目、みたいな地名は日本各地にあります。(ざっくりwcしたら1186くらいありました)
> 2の「志布志町志布志二丁目」もそうですが、
> この場合、「一の坂町」で切るか、あるいは「一の坂町西」で切るか、あるいは「一の坂町西一丁目」にするか、は、
> 決めておいたほうがよいかな、と思っています。
>
>
> > Takeshi.Sさん
> > OSMの中の住所データを誰が何に使うのでしょう?
> いやぁ、10年前はOSMの建物データなんて誰が使うんだろう、という話をしていましたので、
> 将来どうなるかはまだ誰にもわからないです :)
> 実際、Amazonさんなどは、USでかなり積極的に道路(Street)や住所を整備しています。
>
> # ちなみに、日本で現状だけでみて考えれば、「OSM以外で住所データ整備すればよい」というのは、ある程度賛成する面あります。
> # でも、将来的にはわからないよね、という話です。
>
> また、住所を表現する点もまた、地球上に存在する地物の1つです。
> OSMは地球上に存在する地物をすべてマッピングすることを目的にしており、
> 「データ構造/タグが定まっていない」ことが理由で、
> せっかくの入力の意欲が妨げられるのは極めて惜しいことです。
>
> --
> Satoshi IIDA
> mail: nyampire @ gmail.com
> twitter: @nyampire
>


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