[OSM-ja] Plateau建物データインポートに関する提案募集
ikiya
insidekiwi555 @ yahoo.co.jp
2022年 4月 16日 (土) 09:32:54 UTC
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ikiyaです。
飯田さん、Plateau建物データインポート提案、意見調整ありがとうございます。
提案について感想を書きます。
1.現在の建物トレースとの関係性
先日、Plateauの精度良いオルソ画像の利用がOKとなったお知らせがあってすぐに建物データのインポート提案になるので、
Plateauのデータインポートを進められるなら、Plateauのオルソ画像や自治体所有の空中写真利用と今後の関係性をどう考えるか提案が必要と思います。
精度の良いデータがより増えることは賛成です。解像度、位置精度の良い空中写真の利用が可能となればそれらを基に日常的にトレースが行われるでしょう。
その一方で"これから精度良い建物データをインポートが予定されています"となればアクセルとブレーキを同時踏むイメージがあります。
インポートがありそう、できそうなら今描いているマッピングをやめるか、続けるか、誰かがインポートするのか。
素晴らしいPlateauデータと比べて自分が描く建物データは劣るし、描いていいのかな?描く必要あるのかな? とカジュアルマッパーの居場所がなくならいようにと思います。
2.建物データインポートと道路修正
今は福島県の郡山市を長い間、皆さんで地理院地図や衛星写真をもとに描いています。
Plateauデータをインポート可能なら建物データは充当されるでしょう。
ただ広い範囲の建物入力でまず編集で手をかけるのは、建物を入れるために道路や水路の修正作業です。
なので建物インポートに関しては道路修正も必要と思います。
暮らし感じる街並みを描いていると、道路、建物、河川、それらの一体感は見事です。
地図の一体感は大事と思います。
3.データインポートとそれにによる更新について
私は長い編集歴で、精度良いデータとの対峙、何度か似たような場面に出会いました。
浦安市では3回変化点がありました。
(変化点1回目)
OSM当初は衛星写真や地理院地図など利用できなかったの車にGPS乗せて浦安市内走りまわってそのログで道路や建物を書き貯めていました。
市内渋滞するので家族が寝ている早朝静かに車を出したものでした:)
そして2010年、Bing衛星写真の利用がOKとなりました。
ショックでした、徒歩や車で集めたGPSログで描いた道路建物よりBing衛星写真のほうが精度もバランスも良いのはわかっていました。
ログ集めのj時間、編集の時間かけていましたが、衛星写真で書き直しにスイッチしました。
(変化点2回目)
衛星写真で描いて数年経って今度は国土地理院の基盤地図情報を背景に表示してトレースができるようになりました。
これもガーン、半泣き(笑 でした。
GPSログより上と思って使っていたBing衛星画像より基盤地図情報のほうが歪みやずれがなく、精度が上だったのです。
こつこつBing画像を見ながら描いていましたが、また基盤地図情報にスイッチです。
(変化点3回目)
浦安市所有の建物データのインポートが、既存データのマージを含めて実施されました。
ベースマップとしては、ほぼ市内トレースの必要が無くなりました。
この時点で、あまり浦安市にも足を運ばなくなったので、新しいデータに更新されていくことを願って
コンスタントな編集はしないようになりました。
従来のOSMマッパーが「地図をマッピング、描く人」のようなイメージだったと思います。
今では勝手に分けると、データ描く人、データを扱う人、データを利用する人 3つの立ち位置、居場所があってそれぞれの場所でOSMへの貢献がなされていると考えます。
私はそれぞれの居場所を思いやる路線が必要と思います。そう考えるときお互いに解釈の道は開けると思います。
私としては、
・解像度、位置精度の良い空中写真の利用の展開と、Plateauデータインポートの関係性をどう考えるか。
・インポートに関しては、その地域のインポートをリードするユーザーがいることが前提で賛成です。
----- Original Message -----
From: "Satoshi IIDA" <nyampire @ gmail.com>
To: "OpenStreetMap Japanese talk" <talk-ja @ openstreetmap.org>
Date: 2022/04/01 金 16:37
Subject: [OSM-ja] Plateau建物データインポートに関する提案募集
いいだです。
Slackで先行してフィードバックをいただいていましたが、
国交省が提供するPlateauプロジェクトで公開されている建物形状データをインポートしたいと考えています。
全体的な情報を記載したWikiページと、作業手順案を作成しましたので、
みなさんのフィードバックをいただき、インポート作業準備を進めたいです。
作業概要: https://wiki.openstreetmap.org/wiki/JA:MLIT_PLATEAU/imports_outline
手順案: https://qiita.com/nyampire/items/1c10afdd36750c87154d
作業について、詳しくはOSM wikiなどを参照してほしいのですが、
議論を呼びそうな箇所は以下かと思っています。
* 建物形状をPlateauデータに置き換えようと思っています。
ここが一番議論を呼ぶと思っています。
ただ、もし置き換えが行われる場合でも、これまでの編集はオブジェクトの履歴として残ります。
Plateauの建物形状精度はかなり精度よいので、個人的には、基本的に置き換えてもよい品質であると感じています。
なお、実際には、目視などによるチェックがはいりますし、複雑な形状をもつ建物は置き換えの対象にはならないなどの条件があり、
単純にすべての形状を入れ替えるわけではありませんが、やはりそれでも、忌諱を感じるかたもいると考えます。
OSMの原理的にいえば、いつかの将来としてみると、
通常の編集であってもいつかは形状のアップデートが行われますので、
それが面的に行われることをどう感じるか、というところかと思います。
ご意見をいただきたいです。
* 作業は、既存の建物が少ない地域から始めます。
まずは第一バッチとして、以下の9つの自治体を対象にします。
茨城県 鉾田市
埼玉県 新座市
埼玉県 毛呂山町
長野県 岡谷市
長野県 伊那市
長野県 茅野市
大阪府 忠岡町
熊本県 玉名市
東京都 東村山市
* すべての自治体を作業対象にできるかは、まだわかりません
Plateauプロジェクトからは現在56市町村ぶんのデータが公開されています。
既に多くの建物が描かれている地域をインポート対象にできるかは、まだわかりません。
ただ、Plateauの建物データには、建物の高さ(height)や標高(ele)などの貴重なデータが含まれており、
うまくマージができるととても素晴らしいデータになると思っています。
また、作業の工程について、工程を追加するか迷っている箇所について、
OSM wikiの会話ページに記載を行っています。
そちらにもご意見いただけると嬉しいです。
みなさまの忌憚ないご意見をお待ちしています。
--
Satoshi IIDA
mail: nyampire @ gmail.com
twitter: @nyampire
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