[OSM-ja] 複数のソースから構成したエリアについて
Shun N. Watanabe
shunw @ ics.uci.edu
2009年 11月 23日 (月) 05:43:42 GMT
nazotoko の渡邊です。
2009/11/22 <show_ichi @ lucky.odn.ne.jp>:
>
> いや、ソースに関してOSMデータの粒度を要素のIDのみで考えれば、そのように見えるかもしれないけど、
> 実際のデータは(要素のID、編集セットのID)の粒度で個別に管理されているはずです。この粒度で各ソースの
> 成果物は明確に区別可能ですからライセンスに関する処理もこの粒度で行うことが可能なはずです。
> つまり要素ID=Xについて編集セットID=A,Bがあって、(X,A)がソースs1の成果物であればsource=s1と書き、
> (X,B)がソースs2の成果物であれば、source=s2と書けばいい。planet.osmやXAPIを通したものが、(X,A)を使用せず
> (X,B)だけを用いるなら、それはソースs1の成果物を他に転載・引用したものにあたらないので、ソースs1のライセンスに
> したがう必要はないと考えます。
> それとも、どこかで成果物の区別は要素のIDのみで行うと、決まっているのでしょうか?
要素のIDのみできまるなど決まっていませんが、その話は
結局あなたが「ノード一つ一つにsource を書くのは手間がかかるからなし」といったのか、
わたしが「気色悪い池」と言ったのと大して変わりませんが、
それで納得したと思っていいのでしょうか。
history をたどればわかるというのは、本当は私もそう思ってるんですが、
なにぶん著作権表示の義務を課しているのは国土交通省なので、
私やOSMの誰かが「消していいよ」という権利はもっていません。
もはや国土交通省に直接聞かないとどうにもならないんじゃないでしょうか。
また、OSMもコピーできないのは排除するけど、
著作権表示は著者としての最低限の権利として、むしろ守ることを義務としているので、
著作権表示を著者の許可なく消すのに同意しがたいともいます。
CC Attribution-Share Alike
Open Data License
て、未来永劫、何次著作物にわたっても、絶対に著作者表示を消すなというライセンスなので。
その辺が、最終著者以外の表示は許さないGPLと大きく違います。
Open Data License は、コピーの自由を守ったというより、著作者の権利をまもったに近いので、
不自由ライセンスと批判は多いものです。
>>> 北緯34.29度、東経134.20にある野間池です。西側を走る県道141号線の改良により、
>>> オルソ写真が撮影された当時とは池の形が変わっています。
>
> 当方がログのアップをサボっていたのは事実ですから、この件についてはほかの部分もあわせて
> 逐次対応していきたいと思います。
とりあえず。待ってます。
あと一つだけ、
「気色悪い池」と
「かなりオルソ化写真の著作権が嫌いでなければお勧めしません」
の言葉に、いらいらしているのかもしれませんが、
からかってるわけでも、ばかにしているわけでもありません。
実は、私を含めたインポート反対派は、
そんな気色の悪いエリアを頻繁に作ります。
私がインポート反対派なのは、意外と思われるかもしれませんが、
私は他人に自由に制限を加えるのが嫌いだから、インポートを阻害しないだけです。
また現時点でインポートを望んでいる方が多数なのは確実です。
インポートはどうしても元著作者の著作権が、何次にわたってもおよびます。
今は自由にコピーしてもよくても、いずれ元著者が公開はだめ、消してくれといったら
OSM としては、初期のデータから消さざるを得ません。
要するに大量にインポートされて、一時的に見栄えがよくなっても、
ある日ごっそりと消える可能性があります。
しかもその後ろに加えた訂正も巻き添えを食らいます。
インポート反対派は少数といっても1割くらいはいます。
彼らの意見を尊重するため、不正確なインポートデータが多い地域では、
インポートしたデータより多くの情報を集めた場合は、
確実にインポートしたウェイを消し、新しくウェイを書くというのは、
暗黙の了解になってます。
元著作者に派生著作物だからといわれる要因は徹底的に排除するべきです。
インポートデータはOpenStreetMap にとってOKでも、何人かの理想にとって
OKでないことはあります。
著作権を犯すのではなく、インポートデータを排除する活動をするのは、ユーザーに許される権利です。
あなたも国土交通省の権利行使にいらいらしている様子なので、今は「気色悪い池」を作ることを強く推奨します。
Shun N. Watanabe
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