[OSM-ja] Mapping Photo with GeoTag

Shun N. Watanabe shunw @ ics.uci.edu
2009年 10月 2日 (金) 22:27:08 BST


nazotoko の渡邊です。

2009/10/2 Mage Whopper <magewhopper @ gmail.com>:
> Mage Whopperです。
>
> 2009年10月2日18:04 Shun N. Watanabe <shunw @ ics.uci.edu>:
>> nazotoko の渡邊です。
>>> 中略...
>> これは、OSMはwikipedia
>> 同様に、地図に正しい情報であると証明できる証拠を欲しがっているからです。ユーザーが自分自身の情報でマップした場合、証拠の提出を求めるなら、そのユーザーがくれるでしょうが、他人の写真の場合、もう存在してないでは、証拠になりません。
>
> 証拠、の部分にだけ反応します。
> OSMではルールとか方針とか運用文章などが分かれていないので
> どういう位置づけかよくわかりませんが
> Verifiabilityというが提唱されているようです。
> http://wiki.openstreetmap.org/wiki/Verifiability

それは、wikipediaで言っているVerifiability
(検証可能性)と大体同じです。日本語版ではあまり徹底していませんが、英語版wikipedia ではものすごい数の[citation
needed]がつけられ、それらに対しdiscussion
に意見がかかれます。それらに対して、citationで返事するか、著作権侵害や真偽の議論が行われます。最終的に、[citation
needed]に答えなかったものは、真実であるかもしれなくても、検証不可と言うわけで、wikipedia から消される運命にあります。

OSMもそんな激しい真偽のディスカッションを目指しているとおもいます。マッピングは「どこ」と「何」の組み合わせを集める作業から始まりますが、航空写真やGPSトラックは、「どこ」を検証する事ができても、「何」まで検証できません。いままでは「何」は描いたユーザーが持っているであろうとされてきましたが、最近では航空写真やGPSトラックをなぞるだけの「何」を持ち合わせていないユーザーもいるので、「何」を検証可能な情報があるれば、source=
タグをつけてhighway=road ではなくちゃんとマッピングしたいはずです。
Walking Papers もその目的があるから、集めているのでしょう。

> それに、写真を撮る人と入力する人が分業する
> というのは必須の活動だと思いますので

日本でもそろそろオルソ化航空写真が入りそうなので、「何」と「どこ」の分業が始まるとおもいます。私もこれを意識しているので、GPSを持っている人は航空機写真で見えない、新しくて写ってない地域を見つけて、そこでログを取るのがいいんだろうと思って、そうしてます。あとは、極力多くのマッピングフィーチャーを含んだ、プライバシーを侵害しない写真をマッピングに行った際に撮ることですね。同じ写真をみても人によって発見するフィーチャーは違うものだったりするので。

> 写真を載せる作業も分業できるようになったら
> ぜひ声をかけてください。

写真を載せる作業とは、私が「半手動」と呼んでる作業のことですか。多分OSM-talk
とかでアナウンスするころには、「半手動」の分業が始まるかもしれません。いまはまだエラーだらけで、何とも。

> 存在確認日、とでもいったらよいでしょうか。
> いつ確かにあったのか? ということは
> 地図が地図として機能すればするほど問題になることだと思います。
> OSMに書いてあるから信じて3キロ歩いたのに
> コンビニないじゃないか!
> といった理不尽な要求に少しだけ答えることができるという程度の話です。
>
> ただ、すべてのPOIにidentifydateを入れていくと
> 時系列のレイヤーのような存在になる気もしています。

いいアイディアだとおもいます。タグは意味のないもの以外は自由に書いていいので、今日から書き始めてもいいのですが、古いときは、"old"とレンダリングしてほしいとかコンセンサスが欲しい場合は、申請してみるといいと思います。operation_hourとかもあるので、喜んで受け入れてもらえるでしょう。
時系列レイヤーを完成させるには、establish_dateとかdemolish_dateも入れないと、マッピングされるた日とフィーチャーが生まれた日がかみ合わないので、無理な気がします。

 Shun N. Watanabe


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