[OSM-ja] 町名のplaceタグ

gyotoku810 gyotoku810 @ gmail.com
2021年 8月 4日 (水) 15:52:03 UTC


gyotoku810です。

丁目の分割の件とquarter・neighbourhoodの使い分けの件が並行していてとてもややこしくなっているので、一旦話を整理してみます。

現状では次のようになっています。
ISJインポートでは:
・「□□」(単独町名)→quarter
・「○○△丁目」→neighbourhood
・「○○」という地名ノードはない

Wikiでは:
・「□□」(単独町名)→字と解釈すればneighbourhood?
・「○○」→quarter
・「△丁目」→neighbourhood

(以下は議論を経て概ね意見がまとまった部分です。)

まず丁目の分割については、多くの市区町村では「○○△丁目」で一つの地名であると考え、分割しないこととします。最終的な根拠は自治体の出す町字名の告示や住居表示における町名の記載に遡ります。横浜市の字丁目のように大字と小字で明確に分かれている場合は分割を許容しますが、住民の認識によっては分割しない場合もあります。

すなわち、町名のノードにname="○○△丁目"と記述します。△丁目を漢数字とするか数字とするかは別スレッドでの議論に沿います。

「○○△丁目」の町名と丁目を分割しない場合に、行政においても地域の呼称として「○○」という地名を用いる場合がありますが、これは複数の「○○△丁目」を総称するもので、OSMの行政区画としてはマッピングしません。

「○○市○○町○○○△丁目」のように旧町名などを冠する地名もありますが、多くの場合「○○町○○○△丁目」で一つの地名です。この場合「○○町」という階層は作成しません。

次にquarter・neighbourhoodの使い分けについてです。大字と小字が明確に存在する地域ではquarterに大字、neighbourhoodに小字を記述します。これは最も基本的な形で異論はないと思われます。

単独町名「□□」と丁目付きの町名「○○△丁目」は同階層にあります。そのため現状のISJインポートのようにこれらがquarterとneighbourhoodの異なる階層にある状況は修正するべきです。

(以上が議論を経て概ね意見がまとまった部分です。)
(以下は議論をもとに私の提案を整理したものです。)

【案1】
quarterとなっている単独町名「□□」をただneighbourhoodに変更して階層を揃える。
・良い点
現状のISJインポートや既存の地名を大きく変更することなく比較的容易に実施できる。
・悪い点
根本的な方針の制定になっていない。
大字-小字式と町名式が混在する場合にうまく対応できない恐れがある。

※案1は結果的に案3と同じになる可能性がある。

【案2】
町名「□□」や「○○△丁目」は大字と同階層であると考えこれらをquarterとする。
・良い点
地名の階層構造を最も正確に表している。市域全体をquarterで満たすことができる。配下に小字(neighbourhood)が存在する場合も問題ない。
・悪い点
日本全国の多数の地名を変更する必要が生じる。
#標準タイルのレンダリング的には不都合(quarterがズーム14で表示されたりZoom 
17〜19で表示されないなど)。
市直下に小字が存在する場合(「○○市字○○○」)に問題が生じる。市民生活上、町名と小字の区別は困難?

【案3a】←追加
町名「□□」や「○○△丁目」は小字と同階層であると考えこれらをneighbourhoodとする。大字と小字が存在する地域のみ大字をquarter、小字をneighbourhoodとする。
・良い点
案1と同様、比較的容易に実施できる。
既存のneighbourhoodのみでマッピングされた地域と適合する。
neighbourhoodの用途としてはむしろ自然。#レンダリング的にも自然。
市直下に小字が存在する場合も適切に表現できる。
・悪い点
町名を本当に小字と同階層としてよいのか?
is_inかboundaryを設定しないと、町名式(quarterなし)と大字-小字式が混在する境界付近で階層が乱れる可能性がある。
大字のみが存在する地域(「○○市大字○○X番地」)で問題が生じる。大字をneighbourhoodとしなければならなくなる?

【案3b】←追加
案3aに加えて、大字のみの地域の大字もneighbourhoodとする。すなわち、大字と小字の両方が存在する場合のみquarterとneighbourhoodとし、それ以外はとにかくneighbourhoodを使う。
・良い点(案3aの良い点に加えて)
分かりやすい。おそらく住民感覚にも近い?
案2・案3aで挙げた問題が生じない。必要な場合はofficial_nameで区別が付けられる。
市域をneighbourhoodで満たすことができる。
#レンダリングが自然
・悪い点
quarter=大字、neighbourhood=小字という関係が成り立たなくなる。

(以上が議論をもとに私の提案を整理したものです。)

上記の通り、丁目は基本的に分割しない前提で考えています。現状のISJインポートもそのようになっていますので今後わざわざ分割する作業は概ね必要ありません。丁目の件はかなり議論され尽くしたと思いますが、もし異論があればお願いします。

階層構造について考えます。想定しなければならないのは
1. 町名のみ 例:「○○市○○○」(町名に△丁目を含む場合も同じ)
2. 大字-小字 例:「○○市○○字○○」
3. 大字のみ 例:「○○市大字○○」
4. 小字のみ 例「○○市字○○」
※「大字」や「字」が省略されていて判別が難しい場合がある
※小字が住所表記に不要で省略や消滅している場合がある
それと、これらが混在する場合です。特に混在する場合に問題があります。

例えば1・2・4が混在している場合(例:郡山市)、案2では1がquarter、4がquarterなしのneighbourhoodになり、案3a・bでは1・4がともにneighbourhoodになります。

1・2・3が混在している場合(例:八戸市)、案2では1・3がともにquarter、案3aでは1がneighbourhood、3がquarterとなります。しかし、八戸市の大字のみ地域の大字は実態としてneighbourhoodに近いように見えるので、案3bだと実態に近い表現が可能です。

今書いていて思ったのですが、案2(原始投稿の②)ではなく案3bのほうがなんだか良い気がしてきました。案2では既存の町名がquarterに変わってしまう違和感が大きいのですが案3bでは大字と小字のタグ対応が崩れること以外デメリットが思いつきません。

案3bを難しく言い換えると、「町名は大字と同階層のときと小字と同階層のときが可変で、かつ大字のみと小字のみは同階層とみなす」ですかね。階層を揃える点では、「住所の最下層にある地名を同階層と考え、neighbourhoodとする」と言え、これは最も住民感覚に近いかもしれません。

・・・またややこしくなってきました。分かりにくかったら是非質問してください。まだ説明が足りてない気がします。
各案に対する意見・賛否もいただけたら幸いです。

gyotoku810



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