[OSM-ja] 町名のplaceタグ

ISHIKAWA Takayuki zhnosa-open01 @ yahoo.com
2021年 7月 30日 (金) 08:47:11 UTC


こんにちは、奈良の石川です。

他の方からの意見に回答する前に、私が一番考えさせられた投稿について述べます。






2021年7月30日金曜日 8:40:07 JST、tomoya muramoto <muramototomoya @ gmail.com>が書いたメール: 

・"place=quarter/neighbourhood"で表現される地物の"name"は、地名ではなく、あくまでも行政区画の名称にすぎない。その地域で文化的に醸成された「地名」を、地方自治体が行政区画を表す名称に借用しているにすぎない。そのため、"place=quarter/neighbourhood"が住民の認識とずれていたとしても、「文化的侵略」とは思いません。






同意するわけではありませんが、「行政区画の名称」が「地名」の範疇に含まれないとするなら、私の主張も変わり得ます。それでも、地名を借用している以上は (私が「地名」の所有者と考える) 住民の認識の構造に敬意を払うべき、とは思います。

その場合は、

name: 〇〇X丁目 (行政区画の概念 entity の作成者・所有者である行政が定める名称)
***_name: X丁目 (借用元である住民の認識が指す名称…良い tag が思いつきません)
ref: X (上記を機械的に数値に変換したもの…適さない地域もあります)
(relation)***_name: 〇〇 (構造の整合性ために用意される relation であり name を持たない)

みたいな感じになるのかな、と思います。

https://www.openstreetmap.org/relation/6589293

のような、name を持たない relation によって住民の認識を表現し、「行政区画の名称」の典型 tag である name は作成者・所有者たる行政の指定に基づく、というものです。

もし「行政区画の名称」が「地名」の範疇に含まれないという認識の方が多ければ、(同委はしなくても) 結論には従いますし、その場合に上記の構造は私にとっては許容範囲です (住民の認識が表現されているため)。

-- 
石川


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